【府中市】「公営霊園」墓地の使用者を募集中

府中市議会議員の渡辺しょうです。
今回は、少し立ち止まって考える機会の多い「お墓」について、府中市民の皆さんに知っていただきたい選択肢をご紹介します。府中市民が申し込める公営の霊園、「公営 稲城・府中メモリアルパーク」です。現在、令和8年度の墓地使用者の募集が行われています。
終活やお墓のことは、なかなか人に相談しづらく、後回しになりがちなテーマです。だからこそ、身近に選択肢があること、そして公的に運営されている安心感のある霊園があることを、落ち着いてお伝えできればと思います。
「稲城・府中メモリアルパーク」とは
公営 稲城・府中メモリアルパークは、稲城市と府中市が共同で設立した「稲城・府中墓苑組合」が整備・運営する、2市合同の公営霊園です。よみうりランドにほど近い、稲城市矢野口の緑豊かな南山の丘の上にあります。
大きな特徴は、墓地だけでなく、通夜・告別式・法要を行える葬儀・法要施設「南山ホール」を併設した複合施設だということです。式場には、仏式・正宗式・神式・キリスト教・花葬に対応した祭壇が用意され、休憩所や売店などもあります。お墓とお見送りの場が一つの苑内にそろっている、心強い施設です。
なお、苑内の墓地は、合葬式墓地の建物内を除いて、ご自由に見学いただけます。実際に足を運んで、雰囲気を確かめられるのも公営霊園の安心なところです。
4つの墓地形態から選べます
この霊園には、多様なニーズに合わせて、4つの形態の墓地があります。それぞれ性格が異なりますので、簡単にご紹介します。
ひとつ目は「芝生墓地」。一面の芝生に等間隔で墓石とカロート(遺骨を納める場所)を設置する西洋風の墓地で、1区画に6体程度の納骨ができます。
ふたつ目は「普通墓地」。お好みの墓石を設置できる従来型の墓地で、1区画の広さは1.44平方メートル(1.2メートル×1.2メートル)です。ただし、こちらは完売しており、現在のところ新規募集の予定はありません。
三つ目は「合葬式墓地」。使用許可日から20年間は建物内の1体用・2体用の納骨壇に遺骨を納め、その後は合葬室で共同埋蔵します。お墓を継ぐ人を必要としない形で、近年ニーズが高まっている形態です。
四つ目は「樹林式墓地」。イロハモミジをシンボルツリーとした樹林の下に、遺骨を土に還すかたちで共同埋蔵します。自然に還る、環境にもやさしい供養のかたちです。
合葬式、樹林式のいずれも、正面の献花台でお参りができ、ご希望の方は墓誌にお名前を刻むこともできます(別途費用がかかります)。
申し込めるのは、府中市民・稲城市民です
この霊園は公営のため、申し込める方が限られています。府中市民または稲城市民に限りお申し込みができます。
ただし、府中市民や稲城市民であれば誰でもすぐに申し込めるわけではなく、申込者本人が稲城市または府中市に住民登録をしたうえで、1年以上継続して居住していることなどの要件があります。詳しい資格要件は、募集要項でご確認ください。
令和8年度の募集について
令和8年度の墓地使用者の募集は、抽選ではなく「先着順」で受け付けられ、順次、書類審査を経て使用許可が交付されるかたちで進められています。人気の形態は早期に締め切られることもありますので、お考えの方は早めの行動をおすすめします。
現在公表されている募集スケジュールは、おおむね次のとおりです。
・第1回:令和8年6月1日〜6月30日(終了)
・第2回:令和8年9月1日(火曜日)〜9月30日(水曜日)
・第3回:令和8年11月10日(火曜日)〜12月9日(水曜日)
なお、前の回で残りが生じた区画は、次の回に繰り越して募集されます。
ここで一点、大切なお願いです。募集の回次・締切・募集区画数・使用料などの詳細は、年度や状況によって変わります。最新かつ正確な情報は、必ず稲城・府中墓苑組合の墓地募集ページでご確認ください。
アクセスと見学
場所は稲城市矢野口3567番地です。公共交通機関では、京王相模原線「稲城駅」から徒歩約20分、JR南武線「稲城長沼駅」からタクシーで約10分です。166台分の有料駐車場もあります。
うれしいお知らせとして、令和8年4月1日から、稲城市のコミュニティバス「iバス」が、JR南武線「稲城長沼駅」や京王相模原線「稲城駅」などを経由して、メモリアルパークまで運行しています。お車を運転されない方でも、以前よりお参りに行きやすくなりました。
開門時間は午前8時30分から午後9時まで、墓参時間は午前8時30分から午後5時までです。休苑日はありません(南山ホールは1月1日〜3日が休館)。
お問い合わせ
墓地の募集や施設に関するお問い合わせは、運営元の管理事務所へお願いします。
・稲城・府中墓苑組合(公営 稲城・府中メモリアルパーク管理事務所)
・電話:042-379-9731(受付時間 午前8時30分〜午後5時)
・FAX:042-379-0451
府中市側の担当は、生活環境部 環境政策課です。制度の位置づけなど、市としてのお問い合わせはこちらへどうぞ。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/shisetu/sekatu/inagifuchu-memorialpark.html
おわりに
お墓のことを考えるのは、少し気が重い作業かもしれません。けれども、ご自身やご家族の「その後」について、元気なうちに落ち着いて選択肢を知っておくことは、残されるご家族の負担を軽くし、安心にもつながります。
稲城市と府中市が共同で運営するこの公営霊園は、民間の霊園とはまた違った、公的な安心感があります。承継者を必要としない合葬式・樹林式といった、現代のライフスタイルに合った形態も用意されています。「まだ先の話」と思われる方も、情報として頭の片隅に置いていただければ幸いです。
私も、市民の皆さんが人生のさまざまな場面で安心して暮らせるよう、身近な公共サービスの情報を、これからも分かりやすくお届けしてまいります。ご質問やご相談があれば、私、渡辺しょうにもお気軽にお声がけください。
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