【府中市】府中市美術館「ボタニカルアートとデザイン」開幕

府中市議会議員の渡辺しょうです。
府中市美術館の企画展「花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン」が始まりました。開会セレモニーに参加してきました。以下企画展について、ご紹介します。

ボタニカルアートとは
植物画は、もともと食用や薬用の植物を分類し、記録することから始まりました。それがやがて「花の肖像画」として、鑑賞されるようにもなっていきます。
ボタニカルアートがブームとなった19世紀のイギリスでは、工芸品のデザインでも植物のモチーフが人気になりました。今回の展覧会では、ボタニカルアートを代表する『カーティス・ボタニカル・マガジン』に加えて、ウェッジウッドの食器やウィリアム・モリスの壁紙など、人々の暮らしを彩った花々が展示されています。
「植物を描いた絵」というと、静かで地味な印象を持たれるかもしれません。けれど実際に会場を歩くと、印象がかなり変わります。記録のための緻密な観察と、暮らしを美しくしたいという願いが、同じ植物というモチーフでつながっている。その流れが見えてくる構成になっています。
食器や壁紙まで並んでいるので、美術に詳しくない方でも「これ、いいな」と思えるものがきっと見つかります。
展覧会の概要
・会期…2026年9月19日(土曜日)から11月29日(日曜日)まで
・開館時間…午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
・休館日…月曜日(9月21日、10月12日、11月23日を除く)、9月24日、10月13日、11月24日
・観覧料…一般1,000円(800円)、高校生・大学生500円(400円)、小・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
※未就学児は無料
※障害者手帳(ミライロID可)等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料
※コレクション展もあわせてご覧いただけます
・主催…府中市美術館、東京新聞
・会場…府中市美術館(府中市浅間町1丁目3番地、都立府中の森公園内)
10月10日・11日・12日は、どなたでも無料です
先日のブログでもご紹介した「市民文化の日」に合わせて、10月10日(土曜日)・11日(日曜日)・12日(月曜日・祝日)の3日間は、どなたでも無料でご覧いただけます。
3日間ありますので、ご都合に合わせてお越しください。なお、当日は混雑が予想され、混雑時には入場制限が行われる場合があります。
岸田劉生《静物(土瓶とシュスの布と林檎五個)》が戻ってきました
もうひとつ、府中市美術館からうれしいお知らせです。
修復のために館を離れていた岸田劉生の《静物(土瓶とシュスの布と林檎五個)》が、修復を終えて府中市美術館に戻ってきました。
岸田劉生は、日本近代美術を代表する画家のひとりです。静物画に向けられたあの独特の執拗なまなざしは、実物の前に立つと、画面から圧が伝わってくるような感覚があります。
絵は、描かれた瞬間だけのものではありません。何十年、何百年と受け継いでいくためには、傷みを見つけ、手を入れ、また次の世代へ渡していく作業が必要になります。修復とは、その地味で、しかし決定的に重要な仕事です。
府中に、こうして手を入れながら大切に守られている作品がある。そのことを、ぜひ多くの市民の皆さんに知っていただきたいと思います。
展覧会にあわせた特別メニュー

美術館の中にある府中乃森珈琲店では、展覧会に合わせた特別メニューが用意されています。
開会セレモニーの開始前にいただいたのが、ハーブティーの「ブルームブレンド」です。
花のある暮らしという展覧会のテーマに寄り添った一杯で、見た目も美しく、香りも穏やかでした。展示を見たあとに、余韻を味わいながら一息つく。この時間まで含めて、美術館という場所だと思います。
美術館は都立府中の森公園の中にあります。展示を見て、カフェで休んで、公園を歩いて帰る。秋のいい過ごし方になるはずです。
関連イベント
<展覧会講座「花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン」>
・日時…2026年10月18日(日曜日)午後2時から(開場は午後1時30分)
・場所…府中市生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分)
・講師…音ゆみ子(府中市美術館学芸員)
・無料・予約不要(先着290名)
学芸員の解説を聞いてから展示を見ると、見え方がまったく変わります。無料で予約も不要ですので、ぜひ足を運んでみてください。
<同時開催>
・コレクション展「しぜんのかたち」ほか…2階常設展示室。企画展の観覧券でご覧いただけます
・公開制作 安田佐智種…1階公開制作室、観覧無料
おわりに
先日の決算特別委員会でも、府中市美術館の話題が出ました。令和7年度の観覧料は5,531万3,000円、企画展示室の入場者数は10万4,124人。近年では非常に好調な数字です。
美術館は、収益を上げるための施設ではありません。けれど、多くの市民に足を運んでいただけているという事実は、この施設が府中のまちに根づいている証だと思っています。
「花のある暮らし」は11月29日まで、2か月以上の会期があります。無料観覧日もあります。まだ府中市美術館に行ったことがないという方こそ、この機会にぜひ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
詳細はこちら
花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン(府中市美術館)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/2026_BotanicalArt.html
お問合せ:府中市美術館(電話 042-336-3371)
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